式年遷宮奉賛会茨城県本部新治支部
設立の趣旨
伊勢の神宮は、皇祖天照皇大神をおまつりするわが国で最も尊いお宮であります。古来私たちは、神宮を民族の魂のよりどころ、日本の総氏神と崇め、広大なる恩頼に感謝すると共に、国家・国民の永久の繁栄と平和を祈ってまいりました。とりわけこの神宮において重要なお祭りは、20年に一度繰り返されてまいりました神宮式年遷宮であります。
「式年遷宮」とは、定められた年に古式のままに社殿を新造し、御装束神宝も新しく調え、大御神に神殿へ御遷りを仰ぐお祭りです。今から約1300年前に天武天皇がお定めになり、持統天皇4年(690)に第一回御遷宮が行われました。以降回を重ねること61回に及ぶ長い歴史と伝統を受け継ぐこの行事は、国をあげての大祭と重んじられてきました。
20年ごとにその時代を代表する最高の技術者によって、すべてを新しくするこの行事は、日本古来の伝統的な建築様式を今に伝え、御装束神宝の伝統工芸技術の継承を可能とする大いなる文化的意義を有しており、変動の激しい今日にあって、日本国内はもとより世界各国からも多大の関心が寄せられ、わけても日本文化に興味を持つ多くの人々の注目するところであります。
悠久1300年の歴史に立ち、今や第62回式年遷宮(平成25年10月の予定)を迎えることになりました。国際化が求められているこの時代にあって、我が国固有の伝統文化を20年ごとに再現できる世界に比類のないこの制度は、誠に意義深く貴重であります。
式年遷宮は古来、国家の重儀として国費をもって行われてきましたが、昭和28年の第59回の御遷宮以来、時代の趨勢に従い民間団体である奉賛会の募財協力により執り行われてまいりました。私たちは前3回の例に傚い、この誇るべき日本の伝統文化を幾久しく守り伝えていくために全国民のまことを結集し、第62回御遷宮の成功を願い、広汎なる民間組織機関として財団法人伊勢神宮式年遷宮奉賛会の設立に伴い、ここに財団法人伊勢神宮式年遷宮奉賛会茨城県本部新治支部を設立いたす次第であります。
皆様には、何卒本会の趣旨にご賛同を賜り、心からのご奉賛ご協力をお願い申し上げます。
設立までの経過
平成18年 | 1月27日 |
(中央)奉賛会より茨城県神社庁庁長塙東男が設立世話人に委嘱される |
7月21日 |
奉賛会県本部設立への協力依頼 | |
7月27日 |
茨城県商工会議所連合会会長へ協力依頼 | |
11月14日 |
県本部設立について打ち合わせ | |
11月28日 |
県本部設立について打ち合わせ | |
12月12日 |
県本部設立委員会 | |
12月25日 |
茨城県商工会議所連合会会長と打ち合わせ | |
平成19年 | 1月15日 |
県本部設立委員会 |
1月17日 |
各支部へ支部設立説明会 | |
1月24日 |
茨城県中小企業団体中央会会長と面談 | |
1月31日 |
設立について事務局打ち合わせ | |
2月 7日 |
設立について事務局打ち合わせ | |
2月 9日 |
(財)伊勢神宮式年遷宮奉賛会茨城県本部設立総会 | |
10月 4日 |
(財)伊勢神宮式年遷宮奉賛会茨城県本部新治支部設立準備委員会 |